大学を卒業して、どの企業に行くのがいいんだろう?
最近の新聞を読んでいると、こういう不安定な世の中を反映しているのか、
今、就職活動をしている大学生は大手企業指向を強めている、
安定志向を強めている、等の記事を目にします。
振り返ってみると、私は1991年(ナント20年前)に就職活動をしていましたが、
その頃もやはり、私も含め、サークルの同期の大半は大手企業に就職しました。
20年前と比較して今はどうかという比率は分かりませんが、
少なくとも今に始まった流れではないことは確かです。
私は新卒で社員数約6千人の証券会社に就職しました。
その会社を1年2ヶ月で退職し、
社員数数十名の学習塾で5年半、社員数30名程度のシステム会社で1年、
社員数10名程度の人事コンサルティング会社に3年半。
そして、独立して社会保険労務士事務所を開設しています。
人事コンサルティング会社に新卒の学生が入社したことがあります。
私は正直、「なんで新卒でこんな小さな会社に入社するのかな?
この会社には新卒を育てていけるノウハウも何もなさそうなのに。
入社して来た後輩は選択を誤ったんじゃないか?」と思っていました。
でも、その後輩はメキメキ成長し、数年後にはその会社には
必要不可欠の人材となりました。
大企業に行けばいろいろと学べるとか、
大企業に行けば成長できるとか、こういったことは私の狭〜い先入観でした。
学べるかどうか、成長できるかどうか。
外部環境の要因もありますが、その何倍も内部要因に重きがあります。
一言で言えば、学ぼうと思えば、何からもどこからも学べるということです。
独立・企業した人についても、その年齢や経歴はまちまちです。
私のお客様の中には短大に通いながら携帯電話の販売会社を立ち上げた女性がいます。
もちろん、私のようにサラリーマンをやめてある年齢で起業した人もいます。
皆さん、過去を振り返れば様々な道を経て独立している訳ですが、
私の知っている経営者の方は皆さん元気いっぱい、イキイキと働いています。
「大企業がいい」「中小企業がいい」「サラリーマンがいい」「独立した方がいい」
等、自分の外側の世界が決めた価値観には意味がありません。
大切なことは自分の内側です。
私はこれから何をしたいのか。世の中にどう貢献していきたいのか。
自分ができることは何か。
こういうことを真剣にかつ(ワクワクと)楽しく考え、
行動していくことが重要だと思います。
そして、こういうことを考えていると、
不思議なことにふと思いがけないところからチャンスがやってきます。
(その時はチャンスとは思えないかもしれません。後で振り返ると
「あれがなかったら・・・」と思えるようなことです。)
こういうチャンスに尻込みせずに「やってみます!」「一緒にやりましょう!」
等とオープンマインドで取り組んでいると、自然と人生が開けてきます。
(『計画された偶然性理論』で検索すると同様の話が出てきます。)
理屈で考えずに、自分の直感を大切にしてください。
きっと道は開けます。
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