八卦の考案者:伏羲(ふくぎ) その1
伏羲(ふくぎ)は八卦を考案した人です。
『史記』三皇本紀や易経繋辞(けいじ)伝(上)には
次のような記載があります。
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昔、伏羲 (ふくぎ)が天下に王者として
君臨した時のことです。
伏羲 (ふくぎ)は上を仰いでは
天体の現象を観察し、
下を見ては大地の理法を観察しました。
そして、鳥獣の皮革羽毛の模様や、
それぞれの土地に適した事物を観察し、
さらに手近なところでは身体の部分を、
遠いところではあらゆる事物を参考にして
八卦を作ったのです。
これによって造物者の明智の徳を反映させ、
万物の実相を類例的に表示しました。
(『易経繋辞 ( けいじ)伝(上)』より)
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