八卦の考案者:伏羲(ふくぎ) その2
伏羲は数理を発見した人としても知られています。
数理の発見に当たっては、次の伝説が有名です。
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伏羲が予州(現在の河南省一帯)の
栄河の治水作業を行っていた時のこと。
河の中から頭は龍で体が馬の動物(龍馬と言います)が
南へ向かって飛び去りました。
龍馬の背中には旋毛(渦を巻くように生えている毛)が
文様のように並んでいました。
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この文様の図を「河図(かと)」と言います。
この「河図」より、北=1、南=2、東=3、西=4、中央=5とし、
それぞれに5を加えた数(6〜10)を合わせて数理と言います。
数理のうち、1〜5を生数(なますう)、
それぞれの生数に5を加えた6〜10を成数(なりすう)と言います。
これらの数は中国発祥の占いや思想面で頻繁に利用されています。
なお、生数、成数ともに本来は「せいすう」と読みますが、
これでは区別が出来ません。
そこで、「なますう」「なりすう」と読むのが一般的です。
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