易を占いから思想哲学に高めた人:孔子
『史記(孔子世家)』に『孔子、晩にして易を喜び、
葦編(いへん)三絶(さんぜつ)』とあること、
『論語』(述而篇)には「子曰く、我に数年を加(か)し、
五十にして以て易を学べば、
以て大過なかるべし」等とあることから、
孔子は易経の解説書を著述したとされています。
なお、孔子が著述したというのはあくまで伝説です。
解説書は全10冊。この10冊の解説書を「十翼」と言います。
★ 彖(たん)伝(上・下):卦辞の注釈
★ 象(しょう)伝(上・下):各卦の象形の意味についての短い解説と、その爻辞の注
★ 繋辞(けいじ)伝(上・下):易の成り立ち、易の思想等、易に関する包括的な説明
★ 文言(ぶんげん)伝:乾と坤についての詳しい解説
★ 説卦(せっか)伝:八卦の概念、森羅万象の分類のされ方を詳説
★ 序卦(じょか)伝:六十四卦の並び方の理由
★ 雑卦(ざっか)伝:占いにあたって卦象を読み解く際のヒント
これらの書物のうち、説卦(せっか)伝を読み込むと、
九性気学を学ぶ上で、大いに参考になります。
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