易の三義
易には3つの原則があります。
一つ目の原則は「変わること」です。
分かりやすい例として、季節を取り上げます.
中国や日本には四季があります。
春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来ますね。
このように「変化する」ということが易の原則その1です。
二つ目の原則は「変化しないこと」です。
「えっ?今、変化することが原則って言ったばかりじゃない?」
と思われた方が大半かと存じますが、
変化しないというのは次のような意味です。
四季で言えば、「春→夏→秋→冬」と変化していきますが、
この後も「春夏秋冬⇒春夏秋冬⇒春夏秋冬」
というパターンが続きます。
決して「春→冬→夏→秋」等にはなりません。
ミクロな視点では「変化する」のですが、
その変化はある一定のパターンを繰り返しており、
マクロでな視点でみると「変化しない」ということなのです。
三つ目の原則は「分かりやすい」ということです。
四季の例でお分かりいただけるように、
日々変化している中に不変の法則が潜んでいます。
変化の中に不変の法則が潜んでいる他の例としては、
月の満ち欠け、潮の満ち引き等もあります。
実に明快。分かりやすいですね。
そして、こうしたことに気がつくと、
「今までがこうだったんだから、これからはこうなるんじゃないか?」
と予測が立てられるようになります。
以上3つの易の原則、これを「易の三義」とし、
それぞれ「変易(=変化する)」「不易(=変化しない)」
「簡易(or易簡)(=分かりやすい)」と呼んでいます。
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