易経の卦の構造
天も地もなく混沌とした原初の状態を「太極」と言います。
太極から「陰」と「陽」に分かれます。これを両儀と言います。陽は横棒一本、陰は二本の短い棒を隙間を空けて横に並べた(点線のイメージ)形で表現します。これらの棒を「爻」と言います。陽の爻は陽爻、陰の爻を陰爻と言います。
陽爻の上に陽爻を載せると、「陽の陽」(老陽という)、陽爻の上の陰爻を載せると「陽の陰」(少陰という)ができます。同様に陰爻の上に陽爻を載せると「陰の陽」(少陽)、陰爻の上に陰爻を載せると「陰の陰」(老陰)ができます。これら老陽、少陰、少陽、老陰を四象といいます。
この手順と同様に、四象の上に陽爻/陰爻を載せると8パターンの組み合わせに増えます。これを八卦と言います。八卦にはそれぞれ名前があります。乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤と言います。
□■□□■■□□□■■■□□□□■■■■□□□□□■■■■■□□□□□□■■■■■