有給休暇のパンフレット
有給休暇に関する約束事って、
どのようなことがあるんでしょうか?
こちらのパンフレットには一通り記載されているので、
とても便利です。
しっかりマスター労働基準法〜有給休暇編〜.pdf(東京労働局作成のパンフレットです。)
職業柄、お客様の就業規則を拝見することがありますが、
法定を下回る日数が記載されているケースを時々見かけます。
経営者から見れば、仕事をする日に休まれるのが痛手で、
仕事が回るのかどうか、心配になります。
そして、給与も支払わなければならないことが
さらに追い討ちをかけます。
ただ、インターネットで調べればすぐに分かるような
法違反の日数を就業規則に掲げていては、
従業員との信頼関係が損なわれやしないかと心配です。
一方、従業員からすると、
有給休暇を申請しづらい会社というのも
正直、魅力に欠けますね。
ただ、「有給休暇の取得は労働者の権利だ!」等として、
会社の都合は一顧だにせず、
取得するというのも寂しい話です。
こうした会社は、
「A or B」(AにするかBにするかのどっちか)の
発想から抜け出ていない気がします。
双方が話し合いの席をしっかり持って、
「A and B」、経営者側の心配も払拭し、
有給休暇の取得もしやすい、
節度を持った社内ルールを
定めてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、こうした智慧については
パンフレットには記載されておりません(苦笑)。