新入社員の夢が消えかかっている!?
公益財団法人日本生産性本部による
『2012年度 新入社員 秋の意識調査』の結果が1
2月10日に公表されました。
2012年度新入社員秋の意識調査.pdf
私が興味を持った点は二つあります。
一つは、「今の会社に一生勤めようと思っている」とする回答が、
同年春から秋への落差が1997 年以来過去最大値となったことです。
(60.1%→30.6% 落差 29.5 ポイント)
もう一つは、「自分には仕事を通じてかなえたい「夢」がある」とする回答が
同年春から秋への落差が 1991 年以来過去最大となったことです。
(70.5%→50.7% 落差 19.8 ポイント)
2012年度新入社員秋の意識調査.pdf
私が興味を持った点は二つあります。
一つは、「今の会社に一生勤めようと思っている」とする回答が、
同年春から秋への落差が1997 年以来過去最大値となったことです。
(60.1%→30.6% 落差 29.5 ポイント)
もう一つは、「自分には仕事を通じてかなえたい「夢」がある」とする回答が
同年春から秋への落差が 1991 年以来過去最大となったことです。
(70.5%→50.7% 落差 19.8 ポイント)
入社する時に抱いていた会社への憧れ。
実際に勤めてみると、いろいろな現実を直視するようになり、
考えが変わっていきます。
もちろん、本人側の事情あるのでしょうが、
せっかく夢や希望を抱いて入ってきた新入社員なのに、
その夢や希望を伸ばすどころか、落胆させてしまうのは、
会社として非常にもったいない気がします。
確かに、仕事は楽しいことばかりではないし、
やりたいことをすぐにやれる人も少ないです。
こうした時に、人事や先輩社員が、
そこを乗り越えたところに楽しさがあることを伝えてみたり、
そもそも、人事や先輩社員が
イキイキと働いている職場作りをしていかないと、
貴重な人材を失いかねません。
仕事を通じてかなえたい「夢」が消えてしまうというのも
寂しい話です。
これもまた、数か月の実社会経験程度で消えてしまう夢って、
心の底からかなえたい夢だったの?と
本人側の責任とすることもできますが、
そうはいっても、朱に交われば赤くなるという言葉があるように、
その職場の先輩や上司が、
仕事を通じてかなえたい夢がない人が多ければ、
自然と周りに影響されるというのも致し方ありません。
私も転職をして、複数の職場を経験していますが、
会社の同僚・先輩と呑むと、
「オレは将来こんなことをやってみたい。お前は?」
というような会話が頻繁に出てくる会社もあれば、
「あの上司、ホント最悪!」というように
グチしか出てこない会社もありました。
新入社員を鏡として、自社の社風を見直す
よい機会となるといいですね。
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