内閣府がまとめた今後の人材活用の方向性<雇用労働>
内閣府の「経済社会構造に関する有識者会議」は、
「成長のための人的資源の活用の今後の方向性について」
という報告書をまとめました。
今後の人事政策の大きな方向性を打ち出したものです。
「成長のための人的資源の活用の今後の方向性について」
という報告書をまとめました。
今後の人事政策の大きな方向性を打ち出したものです。
中期的な制度的対応の方向性として
示されているもののうち、
雇用労働について記載されている箇所を
以下、報告書より抜粋してご紹介申し上げます。
1 従来の正規社員と非正規雇用の
二極分化を解消するため、
多元的な正社員の形態を普及するとともに
専門能力・知識を有する労働者の養成をめざし、
法制、制度などの見直しや、
積極的労働市場政策の更なる充実について
検討していくことが考えられる。
2 無限定型の正社員も今後とも
重要な位置を占めるものの、
様々な雇用形態間を、ライフスタイルなどに応じて
個人の選択によって
相互に行き来できるようにするとともに、
非正規雇用労働者が無限定型だけでなく
限定型の正社員に移行するルートを
確立することが重要である。
その際には「人事権」に加え
個人がキャリアを如何に主体的に
選択できるようにするのかも論点の一つである。
3 企業による人的投資が期待しにくい
非正規雇用労働者への OJT も含めた教育訓練、
人材投資が十分行われるよう
政策資源の重点投資を検討すべきである
4 企業による雇用保障に関するルールの明確化が
課題と指摘されている。
現状でも、計画的人員削減を実施している企業もある。
また、労働市場全体としては、
国際的にみて低い失業水準という成果とあわせて、
企業外部においては、
効果的な教育訓練機会が乏しく
移動のための市場は十分発展していない。
こうした現状も踏まえながら、
人的資本をできるだけ損なうことなく、
より高い生産性の部門へ失業を経ないで
移動できることを目指して、
改革のための議論がなされるべきである。
改革のための議論がなされるべきである。
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