特養待機者42万人 06年比3.6万人増
特別養護老人ホーム(特養)への
入居を希望しながら入れない待機者が
全国で約42万1千人いることが22日、
厚生労働省が公表した調査結果でわかった。
前回の2006年調査よりも3万6千人増えた。
自宅で待機せざるを得ない人も増えており、
介護を必要とする高齢者の受け皿不足は深刻化している。
各都道府県が08年4月以降で把握している入居待機者の人数を、
同省が今年12月時点で集計した。
在宅での待機者は約19万9千人(47%)と
半分近く占め、前回の43%から増えた。
ほかに、介護保険老人施設の約7万2千人、
病院などの医療機関の約5万4千人、
グループホームの約1万3千人と続く。
要介護4以上の重度な待機者は、全体の42%にのぼった。