インド人一家5人に特別在留許可
不法滞在で国外退去を命じられていた
東京都足立区のインド人一家5人に、
千葉景子法務大臣は30日、
在留特別許可(在特)を出した。
一家は最高裁で
退去処分の取り消し請求訴訟の敗訴が確定していたが、
異例の決定となった。
決定は、法務省が7月に示した
「学校に通い、10年以上日本で暮らす子がいる」こと
などを滞在を認める要素として明記した
在特の新指針に基づいて出されたとみられる。
両親は、日本滞在中に期限切れによる不法滞在となり、
2003年に入国管理局に出頭し在特を求めたが、
3年後に「不許可」となり、強制退去処分となった。
その後、処分取り消しを求める裁判を起こしたが、
昨年9月に最高裁で処分が確定したもの。