世界経済成長率3.9% IMF、予測を上方修正
国際通貨基金(IMF)は26日、
世界経済見通しを発表し
2010年の世界全体の経済成長率を
昨年10月の前回予想より0.8ポイント上方修正して、3.9%と予測した。
11年も4.3%との見通しを示した。
「回復の速度は地域ごとに異なっている」とも指摘し、
先進国は緩やかな回復にとどまり、
新興国は好調な内需による力強い回復が実現すると予想。
中国の10年の成長率は10.0%と予想。11年も9.7%の伸びを見込む。
先進国では、日本が10年は1.7%、11年は2.42.2%と予測。
米国は10年が2.7%、11年が2.4%、
欧州(EU)は10年が1.0%、11年が1.9%と予測した。
先進国では政府による景気刺激策頼みの側面が強く、
民間の自立的な需要回復の兆しは見られないと分析した。