労金、自己破産者に融資検討 改正貸金業完全施行後に
全国労働金庫協会が、改正貸金業法が完全施行される6月以降、
自己破産を申請する人などを対象とした
新たな融資制度の導入を検討していることが7日、分かった。
完全施行で消費者金融などからの借り入れが難しくなることから、
生活困窮者の資金繰りや生活再建を支援するのが狙いだ。
同協会の傘下にある全国13の労働金庫の一部は、
既に自己破産者を含む多重債務者向けのローンを供与しているが、
すべての労金で共通の制度を新設する協議を進めている。
民間企業の労働組合やその組合員など約18万の労金会員以外にも
門戸を広げる見込み。