46万人 特養の待機者
特別養護老人ホームへの入居待ちをしている人は、
厚生労働省の昨年の全国調査で42万1259人いた。
特養は全国に6015施設(08年)あり、定員は42万2703人。
定員とほぼ同数の人が入居を待っていることになる。
このうち、自宅で暮らしているのは19.9万人(47%)。
残りの22.3万人(53%)は病院や老人保健施設などで暮らしていた。
特養で暮らす人の平均要介護度は3.82。
一方、在宅で入居を待っている人を、要介護度別にみると、介護4が4.1万人。
在宅での介護が難しい人が相当数含まれているとみられる。
特養に入居できるのは要介護1以上の人で、
本人や家族が各施設に直接申し込む。
一般に先着順ではなく、
施設側が申込者について介護の必要性や家族の状況などを考慮し、
誰を入居させるかを決めている。