◇会議・合議・相談どう違う!
「会議」とは、
複数の自然人を構成員とした集まり(合議体)において、
一定の事項を討議・検討することをいいます。
また、集まり自体の名称として用いられることもあります。
例えば「経営会議」「日本学術会議」などの用例がこれに該当します。
「合議」とは、
二人以上が集まって、
一定の方向・結論を見出すべく相談することをいいます。
例えば一般に企業では、主務者が関係部課長の
賛否(同意・条件付同意)を求める内部手続を「合意」と呼んでいます。
裁判において、数人の裁判官で裁判所を構成する場合、
これを「合議制」と呼んでいます。
「相談」とは、
計画や対策などの適否について他人に意見を求め、
十分話し合うこと自体をいいます。
したがって、その字義は、基本的には「協議」と同じです。
ただし、「協議」は、ただ単に話し合うだけではなく、
「合意」を含む趣旨で用いられる場合がほとんどですので、
この点「相談」とは若干ことなります。