◇預金と貯金はどう違う?
「預金」(deposit)とは、
広義において、銀行その他の金融機関を受託者とする
金銭の消費寄託(要物契約)をいいますが、
主として銀行、信用金庫等を受託者とする場合に用いられます。
銀行等は、寄託された金銭を消費することができますが、
契約の条件に従って、
寄託者に同種・同額の金銭を返還しなければなりません。
「貯金」 (savings)とは、
本来、お金を蓄えることから出た概念で、
主として郵便局や協同組合に対する
金銭の消費寄託(貯蓄)を意味します。
その法的な性質は「預金」と同じですが、
どちらかといえば、比較的零細なまたは小口の
貯蓄性の強い預金のことを意味しています。