報酬・対価
「報酬」とは、一定の役務(サービス)を受けたことの
見返りとして与えられる反対給付の総称で、
広い概念です。
反対給付は、金銭による場合が一般的ですが、
金銭以外の方法による場合もこの概念に包含されます。
なお、専門家に対する支払いを「給付」といわずに、
「報酬」と呼称する場合があります。
例えば、裁判官の労働に対する支払いは、
「報酬」と呼ばれています。
「対価」とは、個々の契約による
財産の移転やサービスの提供があった場合に給付される
反対給付について、
その具体的な「価額」に力点を置いた概念です。
具体的には、「適正な対価」「著しく低い価額の対価」
というように用いられます。