台風強さ7%増 温暖化進む今世紀末
地球温暖化が進む今世紀末頃には、
日本に台風が接近する頻度は約2割減るが、
台風の強さ(平均最大風速)は平均で7%増すとの
コンピューターシミュレーションを日本の研究チームがまとめ、
23日に発表した。
この成果は、
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の
第五次評価報告書づくりに生かされる。
温暖化で台風が強大化する可能性は
これまでも指摘されていたが、
詳細な海面水温データーで改めて裏付けられた。
研究チームは「台風の数は減るが、
襲来すると現在より大きな被害にあう可能性がある」
と指摘している。