後見申立て 医師の診断書で困ったことが
成年後見の申立てには医師の診断書が必要です。
医師が、「後見」「保佐」「補助」のいずれに相当するかを診断し、
それに基づいて、後見等の申立てを家庭裁判所に行うわけですが、
このたび、後見等をされる人について医師の診断が困難な場合がありました。
その人は身体上の理由により、他人との意思の疎通がほとんどできないため、
医師も「長谷川式」による診断が下せないため、
診断書を出してもらえませんでした。
このような場合診断を下すためには、MRI等によるようになりますが、
近隣の開業医の医院では持っていないところが多いため、
大きな病院に頼らざるを得なくなります。
ただ、そのような病院では待ち時間が長くなり、
とてもその人が耐えることができません。
したがって、近所でMRIによる診断をしてもらえる医院を探すしかないのですが、
電話で電話で問い合わせても、
なかなかいい返事をいただくことができず困っていましたが、
ある用事を済ませて横浜駅に歩いて帰る途中、
偶然見かけた医院の看板に神経科でMRIと書かれていました。
さっそく飛び込んで、問い合わせてみたところ、
予約して来院すれば短時間で診断する、との快諾をいただきました。
これでひと安心しました。
まだ、その人を医院まで連れてゆくのが一仕事ですが、
少しは肩の荷が下りた気持ちです。